「統一地方選挙 2027」「統一地方選 いつ」と検索してこのページにたどり着いた方は、来春の選挙に向けて、そろそろ具体的なスケジュールを組みたいと考えているはずです。
結論から言うと、2027年の統一地方選挙は前半戦が4月11日(日)、後半戦が4月25日(日)になる見込みです。ただし、正式な日程は国会で成立する「臨時特例法」で決まります。2026年9月末の時点では、まだ成立していません。
この記事では、立候補を考えている方に向けて、日程の見込み、選挙ごとの告示日と選挙運動期間、立候補の条件とお金、2027年から変わるルール、今から投票日までの準備スケジュールを1ページにまとめました。特例法が成立したら、この記事の日程も更新します。
地方選挙の投票日は、本来それぞれの自治体が任期に合わせて決めます。統一地方選挙は、その投票日を特例法で全国一斉にそろえて行う選挙です。有権者の関心を高めることと、選挙事務や費用を減らすことが目的で、1947年から4年ごとに行われています。
第1回の1947年はすべての地方選挙が統一日に行われましたが、その後、市町村合併や首長の辞職・議会の解散などで任期がずれていき、前回2023年の「統一率」は約27.5%まで下がっています。つまり、自分の自治体が統一地方選の対象かどうかは、必ず確認が必要です。
統一地方選挙は、都道府県・政令市の選挙を行う「前半戦」と、それ以外の市区町村の選挙を行う「後半戦」の2回に分かれます。
| 区分 | 対象の選挙 | 投票日(見込み) |
|---|---|---|
| 前半戦 | 道府県知事選挙、道府県議会議員選挙、政令市長選挙、政令市議会議員選挙 | 2027年4月11日(日) |
| 後半戦 | 政令市以外の市長・市議会議員選挙、東京特別区の区長・区議会議員選挙、町村長・町村議会議員選挙 | 2027年4月25日(日) |
過去の投票日は、2015年が4月12日・26日、2019年が4月7日・21日、2023年が4月9日・23日でした。いずれも「4月上中旬の日曜日」と「その2週間後の日曜日」です。この流れから、2027年は4月11日と25日になると見られています。
特例法は、例年選挙の前年に成立します。前回は2022年11月に成立・公布されました。2027年分も、2026年の秋から年末にかけての国会で成立する見込みです。
前回2023年の前半戦では、9道府県の知事選、41道府県の議会議員選、6政令市の市長選、17政令市の議会議員選が行われました。後半戦では、全国の市区町村で首長選・議員選が行われています。2027年の対象は、この4年間に任期がずれた自治体を除いて、おおむね同じ顔ぶれになります。
立候補の届出ができるのは告示日の1日だけです。選挙運動(「投票してください」と呼びかける活動)ができるのも、告示日から投票日の前日までに限られます。告示日は選挙の種類ごとに、投票日の何日前と法律で決まっています。
| 選挙 | 選挙運動期間 | 告示日(投票日が見込みどおりの場合) |
|---|---|---|
| 知事選挙 | 17日間 | 2027年3月25日(木) |
| 政令市長選挙 | 14日間 | 2027年3月28日(日) |
| 道府県議会・政令市議会議員選挙 | 9日間 | 2027年4月2日(金) |
| 市長・市議会議員選挙、特別区長・区議会議員選挙 | 7日間 | 2027年4月18日(日) |
| 町村長・町村議会議員選挙 | 5日間 | 2027年4月20日(火) |
市議選・区議選なら、選挙運動ができるのは7日間だけです。この短さが、告示日より前の「政治活動」の期間にどれだけ名前と顔を知ってもらえるかが勝負になる理由です。
年齢は投票日の時点で判断されます。議員選挙の「3か月の住所要件」は、実際に住んでいるかどうか(居住実態)が当選後に問題になることもあります。詳しくは「市議・区議・町議に立候補する条件とは?」で解説しています。
| 選挙 | 供託金 |
|---|---|
| 知事 | 300万円 |
| 政令市長 | 240万円 |
| 市長・特別区長 | 100万円 |
| 町村長 | 50万円 |
| 道府県議会議員 | 60万円 |
| 政令市議会議員 | 50万円 |
| 市議会議員・特別区議会議員 | 30万円 |
| 町村議会議員 | 15万円 |
供託金は、一定の得票(没収点)に届かなかった場合に没収されます。払い方と没収ラインは「供託金の払い方・手続き完全ガイド」「供託金の没収ラインとは」をご覧ください。ポスターや選挙カーなど、公費で負担される費用もあります(「公費負担制度とは」)。
立候補の届出は告示日の1日だけで、書類に不備があるとその場で受け付けてもらえません。地方選挙で一般的に必要になる書類は次のとおりです。
様式や添付書類は選挙管理委員会によって細かく違います。立候補予定者説明会で書類一式を受け取り、告示日の前に事前審査を受けておくのが一般的です。準備の流れは「市議選・区議選に立候補したいけど何から始める?」で詳しく解説しています。
2026年7月、改正公職選挙法と改正情報流通プラットフォーム対処法が成立しました。2027年3月1日以後に告示される選挙から適用され、統一地方選挙は新しいルールで行われる最初の大型選挙になります。
候補者側で特に気をつけたいのは、AIで作った画像や動画の扱いです。ポスター写真の加工やショート動画の演出にAIを使う場合は、どこまでが表示の対象になるかを制作段階で確認しておきましょう。詳しくは「「選挙SNS規制法」と呼ばれる改正公職選挙法が成立」で解説しています。
市議選・区議選(後半戦)を例に、今から逆算したスケジュールの目安です。前半戦の道府県議選・政令市議選に出る方は、およそ2〜3週間前倒しで考えてください。
| 時期 | 主にやること |
|---|---|
| 2026年10〜12月 | 出馬の意思決定、政党の公認・推薦の調整、後援会の立ち上げ、名簿づくり、SNSアカウントの整備と発信の開始、個人名・後援会名入りの政治活動用ポスターの掲示期限の確認 |
| 2027年1〜2月 | 活動報告の配布、駅頭・辻立ち、ショート動画など露出の強化、選挙事務所・選挙カー・スタッフの確保 |
| 2027年3月 | 選挙管理委員会の立候補予定者説明会、届出書類の事前審査、選挙ポスター・選挙はがき・ビラの制作、改正公選法の施行(3月1日)への対応 |
| 2027年4月 | 告示日に立候補届出、選挙運動(市区議選は7日間)、投票日 |
特に注意したいのが、政治活動用ポスターの掲示期限です。個人の氏名や後援会の名称が入った政治活動用ポスターは、任期満了日の6か月前から選挙の期日まで、その選挙区内に掲示できなくなります。2027年春に任期満了を迎える選挙であれば、2026年の秋から冬にかけてが期限です。具体的な日付は、自治体の選挙管理委員会が公表する案内で確認してください。
統一地方選の直前は、ポスター印刷、選挙カー、動画撮影などの業者に依頼が集中します。年明けには予約が埋まり始めるので、外部に頼むものは年内に目星をつけておくのが安全です。
時期ごとのSNSの準備は、チェックリスト形式でまとめています。
準備全体の費用感は「統一地方選挙:準備と費用について」をご覧ください。
Q. 2027年統一地方選挙の日程はいつ確定しますか?
A. 投票日を定める臨時特例法が国会で成立した時点で確定します。前回は選挙前年の11月に成立しました。成立しだい、この記事の日程を更新します。
Q. 自分の自治体が統一地方選の対象かどうかは、どう調べればいいですか?
A. 現職の首長・議員の任期満了日を確認するのが確実です。任期満了が2027年春であれば、原則として統一地方選の対象になります。自治体の選挙管理委員会のサイトや、議会事務局に問い合わせても確認できます。
Q. 告示日より前にSNSで「立候補します」と発信してもいいですか?
A. 出馬の意思を表明することや、政策・活動を発信することは政治活動として認められています。一方で、「〇〇に投票してください」と投票を呼びかけることは、告示前は事前運動として禁止されています。表現の線引きは「「SNS選挙」とは?できること・できないこと」で解説しています。
Q. 今からでも初めての立候補は間に合いますか?
A. 間に合います。ただし、市区議選の選挙運動期間は7日間しかありません。告示日までの半年間で、どれだけ名前と顔を知ってもらえるかが結果を左右します。
「当選・再選へGO!」を運営するハレフルは、政治家・立候補予定者のSNS戦略、ショート動画の撮影・編集、Webサイト制作、ポスター制作を支援しています。統一地方選の直前は制作の依頼が集中するため、年内のご相談をおすすめしています。