統一地方選挙まで残り1ヶ月。
この時期を読んでいる方は、おそらく二つのタイプに分かれます。「これまで準備してきた、いよいよ本番だ」という方と、「もう1ヶ月しかない、今から何かできるか」という方。どちらのタイプの方にも、この記事は使えます。
一つだけ最初に伝えます。1ヶ月前に新しいことを始めるのは危険です。新しいプラットフォームを開設する、全面的にデザインを変える、まったく違う戦略に切り替える——これらは今からやるべきではありません。1ヶ月前にやるべきことは「積み上げたものを最大化する」ことです。
□主力SNSアカウントが存在し、直近1ヶ月以内に投稿している
□ホームページが存在し、スマートフォンで見られる
□支持者・後援会のLINEグループや連絡手段が整っている
□告示後の選挙運動期間に関する公職選挙法上の基本ルールを把握している
一つもチェックが入らない場合でも、今日から始めることはできます。ただし、できることに優先順位をつけて動く必要があります。後半の「今から始める方へ」のセクションも参照してください。
1ヶ月前のコンテンツは「認知」より「支持形成と、有権者が判断するための情報提供」が目的です。すでにフォローしている人・知っている人が「この人を応援したい」と思える動画を作ることが最重要です。
□「なぜこの選挙に出るのか」という候補者本人の覚悟・決意を語る動画を1本作る。これが選挙前最後の最重要コンテンツ。完成度より本気度が伝わることを優先する
□「当選したら最初の100日でやること」を具体的に語る動画を作る。有権者が「当選後」をイメージできるコンテンツは支持を固める
□地元の課題に密着したコンテンツを週2〜3本投稿する。「この選挙区のことをわかっている人」という印象を最後まで積み上げる
□過去の「反応が良かった動画」を再編集・再投稿する。直近でフォローした人はまだ見ていない
□投稿頻度を上げる。週5本が理想。編集が追いつかない場合は外注を活用する
1ヶ月前は「新規フォロワーを増やす」より「すでに関心を持っている人に、投票判断に必要な情報を届ける」ことに集中すべきタイミングです。
□後援会・支持者のLINEグループへの定期発信を毎週(できれば毎日)行う(法令に沿った運用を前提に)□トップページに候補者名・選挙区・選挙日程が明確に表示されているか確認する
□政策ページの内容が最新の状態になっているか確認する
□お問い合わせフォームが正常に動いているか確認する
□スマートフォンで全ページを実際に操作して確認する(PCで見て安心しない)
□ページ読み込み速度を確認する。3秒以上かかる場合は改善が必要
□SNSの各動画へのリンク、または動画埋め込みが機能しているか確認する
□「応援したい・連絡したい」と思った人が迷わず行動できるページ構成になっているか確認する
告示後の選挙運動期間(選挙の種類によって異なりますが、告示から投票日までの期間)は、準備なしで突入すると必ず混乱します。今月中に計画を固めておいてください。
□告示後の1日の投稿本数・担当者・承認フローを確定させる
□告示日当日に何を投稿するかを決めておく(「出馬します」の第一報の動画・文章)
□選挙運動期間中に投稿する素材を、告示前に撮りためておく。候補者本人が動ける今のうちに以下を収録しておく
有権者の中には、投票日当日に予定が入っている人・天候不良で行けない人が一定数います。期日前投票制度について有権者が必要な情報を得られるよう発信することは重要です。なお、選挙期間中の候補者による発信は公職選挙法の適用を受けるため、具体的な内容は専門家の確認を経た上で行ってください。
□期日前投票の開始日・会場・受付時間を把握しておく
□期日前投票に関する発信の内容・タイミングを事前に設計する
□支持者への情報提供フローを決めておく(投票制度に関する情報を適切に届ける方法を事前に設計する)
残り1ヶ月という数字が見えると、焦りから判断を誤ることがあります。この時期に特に注意すべき行動を整理します。
新しいSNSプラットフォームを開設する。「TikTokを始めた方がいい気がする」「YouTubeをゼロから作ろう」
1ヶ月前からの新規開設は、選挙当日までに何も育ちません。今あるアカウントを最大化することだけに集中してください。
ホームページを全面リニューアルする。デザインを一新したい気持ちはわかります。しかし、リニューアル中のトラブルや表示崩れは告示直前に最悪のリスクになります。この時期は内容の更新と動作確認にとどめてください。
新しい制作会社・外注先を探し始める。1ヶ月前から新しい外注先を探してもブリーフィング・方向性の確認・試作品のやり取りで時間が消えます。外注するなら3ヶ月前までに体制を固めるべきでした。今から動くならハレフルのような即応できる専門会社を選んでください。
選挙後に投稿を止める計画を立てる。「選挙が終わったらSNSをどうするか」を今から考えている方は、視点を変えてください。選挙後のSNS継続こそが、次の選挙への最初の一手です。この記事の最後に詳しく書きます。
「1ヶ月前になって初めてこの記事を読んだ」という方へ。正直に言います。
今からでもできること: SNSアカウントの開設と基本整備・最初の自己紹介動画の投稿・ホームページの最低限の設置・支持者へのSNS発信の開始。これらは今日から始められます。
1ヶ月では難しいこと: フォロワーを大きく増やすこと・アルゴリズムに乗って新規有権者に広く届けること。SNSの「新規リーチ力」は数ヶ月の積み上げがないと機能しません。
1ヶ月前から始める場合は、「新規層への拡散」より「後援会・支持者への情報発信ツール」としてSNSを使うことに集中してください。すでに応援してくれている人に向けて、動画で気持ちを伝える——これは1ヶ月でも十分できます。そして今回の経験を「次の選挙への布石」として、選挙後もSNSを続けることを決意してください。
選挙が終わった翌日、多くの候補者がSNSの更新を止めます。当選した候補者も、落選した候補者も。
これが最大のもったいなさです。選挙期間中に応援してくれた人・フォローしてくれた人は、次の選挙でも応援してくれる可能性の高い人たちです。選挙後に「ご支援ありがとうございました」という報告投稿をし、そのまま政治活動の発信を続けることが、次の選挙への最初の一手になります。
今回の選挙が何であれ、SNSは「終わったら止めるもの」ではなく「次に向けて積み上げ続けるもの」です。
時間は限られていますが、動ける部分は必ずあります。ハレフルでは、政治家・候補者に特化したショート動画制作・SNS戦略サポート・ホームページ制作を行っています。「残り1ヶ月、できることを最大化したい」という方のご相談もお受けしています。