統一地方選挙まで6ヶ月。アカウントは作った。投稿もしている。でも、フォロワーがなかなか増えない。反応がいまいちよくわからない。——そういう状況の方が、今この記事を読んでいるのではないでしょうか。
6ヶ月前はSNS準備の「中盤」です。土台は作られていますが、まだ選挙に間に合う成長を遂げていない段階。ここで投稿をやめてしまう候補者が非常に多い。逆に言えば、ここで継続できた人は、告示時点で有権者との接点や発信履歴というアドバンテージを持ちやすくなります。
この記事では、「6ヶ月前に何をすべきか」を具体的なチェックリスト形式でお伝えします。
チェックリストに入る前に、6ヶ月前時点での状態を確認してください。
□YouTube・Instagram・Xのいずれか1〜2つに絞って投稿している
□プロフィール写真が清潔感のある顔写真になっている
□自己紹介文に「何者か」が一言でわかる説明がある
□週1本以上の投稿を2ヶ月以上継続できている
□ホームページが存在し、SNSにリンクが貼られている
3つ以下しかチェックが入らない場合は、まず[10ヶ月前のチェックリスト記事]から取り組むことをお勧めします。4〜5つチェックが入っている方は、このまま読み進めてください。
**この時期の最大の敵は「マンネリ」です。**同じような投稿を繰り返しているうちに、自分も飽きてくる。投稿頻度が落ちる。——このサイクルを断ち切ることが6ヶ月前の最重要課題です。
□過去3ヶ月の投稿を見返し、「反応が良かった投稿」と「反応が悪かった投稿」を分類する□「シリーズ化」できるテーマを1つ決める(例:「〇〇市の課題、毎週1つ語ります」)。シリーズは定期視聴習慣を作る
この時期の注意点:「フォロワーが増えない」と焦らない。フォロワー数が少ないことは失敗ではありません。6ヶ月前の段階では、フォロワー数より「継続できているか」「反応のパターンがつかめているか」の方が重要な指標です
6ヶ月前になっても「全プラットフォームに同じ動画を投稿するだけ」になっている候補者は多い。各SNSの特性に合わせた使い分けが、この時期から必要です。
YouTubeを主力にしている場合
□ショートと長尺動画の役割を意識して使い分けているか確認する(一般的にはShortsが新規への認知獲得、長□尺動画が関心層への深掘りとして機能する)
□チャンネルのアイコン・バナー・概要欄が整備されているか確認する
□地域名や政策テーマが自然に伝わるタイトル設計を意識しているか確認する
□YouTubeの「関連動画機能」を使い、Shortsから長尺動画への誘導リンクを設定する
Instagramを主力にしている場合
□リール・フィード・ストーリーズの役割分担ができているか確認する(リールは新規獲得、ストーリーズは既存フォロワーとの関係維持)
□キャプション(説明文)に地名・政策キーワードを自然な文章で盛り込んでいるか確認する
□ストーリーズのアンケート機能を使って、有権者の意見を集める投稿を月1本以上作る
□ハイライトを「自己紹介」「政策」「活動報告」などカテゴリ別に整理する
Xを主力にしている場合
□地域や政策に関係する話題について、自分の考えを整理して発信できているか確認する(不用意な即反応は炎上リスクになるため、内容をよく確認してから投稿する)
□動画+本文テキストの組み合わせで投稿しているか確認する(動画だけより拡散されやすい)
□コミュニティノートのリスクを意識し、事実確認を怠らない運用ができているか確認する
SNSは流れていくメディアです。有権者が「もっと知りたい」と思ったときに行き着く場所がホームページです。6ヶ月前の今、ホームページを選挙仕様に充実させておくことが重要です。
□プロフィール・経歴ページが最新の状態になっているか確認する
□「政策・公約ページ」が存在するか確認する。なければ今月中に作る
□お問い合わせフォームが機能しているか確認する
□SNSの各アカウントへのリンクが貼られているか確認する
□スマートフォンで表示したときに読みやすいか確認する(今の有権者はほぼスマホで見る)
□「応援したい」「ボランティアしたい」「寄付したい」という人が迷わず連絡できる導線があるか確認する
「投稿しっぱなし」では成長しません。6ヶ月前からは、数字を読んで改善するサイクルを回すことが必要です。
□YouTubeアナリティクスで「視聴継続率が高い動画」を毎月確認する
□Instagramインサイトで「リーチ数が多い投稿」と「保存数が多い投稿」を確認する
□Xのアナリティクスで「インプレッション数・エンゲージメント率が高い投稿」を確認する
□月1回、「先月の振り返り」として数字をまとめ、翌月の改善点を1〜2個決める習慣をつける
6ヶ月前の段階で「一人でSNS運用・動画制作・選挙準備のすべてをこなしている」なら、今が外注を検討するタイミングです。選挙が近づけば近づくほど、候補者本人の時間はリアルの活動に使うべきです。
□現在、動画の編集に1本あたりどのくらいの時間がかかっているか把握する
□編集・テロップ挿入・投稿作業を外注した場合のコストを調べる
□「撮影は自分・編集は外注」という分担が現実的かどうか検討する
□信頼できるスタッフ・ボランティアにSNS運用の一部を任せられる体制を作る
6ヶ月前からSNSを本格化させて、選挙本番に間に合わせた候補者は実際にいます。ただし、「投稿するだけ」では間に合いません。この時期に必要なのは、改善・継続・深化の3つを同時に進める意識です。
告示日に「フォロワーが500人」でも「1万人」でも、それだけで当落は決まりません。短期間で作ったアカウントでは積み上げにくい「発信履歴」と「有権者との信頼関係」があります。継続してきたことは、確実に資産になっています。
今日から、一段上の発信を始めてください。
チェックリストの「やること」だけでなく、「やってはいけないこと」を知っておくことも同じくらい重要です。6ヶ月前の候補者が陥りやすい失敗パターンを整理します。
毎週違うSNSを始める。「Instagramを始めたけどTikTokの方がいいらしい」「やっぱりYouTubeに集中しよう」——こうしたプラットフォームの行き来は、どこにも蓄積が生まれません。6ヶ月前の今は、決めたプラットフォームを深掘りする時期です。
バズ狙いだけになる。「再生数が増えそうなネタ」ばかりを追うと、アカウントのテーマが散漫になります。有権者が候補者のSNSに求めているのは一時的な面白さではなく、「この人がどんな考えを持っているか」という一貫したメッセージです。
政策・主張だけ話す。政策を語ることは重要ですが、政策トークばかり続くと視聴者は離れます。候補者の人柄・日常・地域への愛着が伝わるコンテンツとのバランスが、支持につながるアカウントを作ります。
選挙告知ばかりになる。「〇〇選挙に出ます」「投票をお願いします」という投稿は、フォロワーを増やしません。選挙の告知より、有権者にとって価値のある情報・地域の話・候補者の考えを届け続けることが先です。
編集に時間をかけすぎる。1本の動画を完璧に仕上げるために丸1日かけるより、完成度70%で週3本投稿する方がアルゴリズム上も有権者への露出も高い。この時期は「量×継続」の方が「質×少本数」より効果的です。
「チェックリストを見て、できていないことだらけだった」という方、それが現状把握です。全部を今すぐ完璧にする必要はありません。優先順位を決めて、一つずつ動かすことが大事です。
ハレフルでは、政治家・候補者に特化したSNS支援・ショート動画制作・ホームページ制作を行っています。「6ヶ月前から本格化して2027年4月の選挙に臨みたい」という方のご相談をお待ちしています。