Skip to content
9 min read

辻立ちはどこに立つ?首都圏は駅前、地方は交差点|場所選びのコツと、告示前・選挙期間中のルールの違い

Featured Image

政治経験なしの新人候補として戦う地方選挙ハンドブック 無料ダウンロード

目次

はじめに

「辻立ちを始めたいけれど、どこに立てばいいのかわからない」。立候補を考えている方から、よくいただく相談です。

首都圏なら駅前、地方なら交差点や交通量の多い道路沿い、と言われることが多いものの、同じ駅でもどの出口に立つか、何時に立つかで、会える人の数も層も大きく変わります。また、ふだんの政治活動と選挙期間中とでは、立てる時間や守るルールも変わります。

この記事では、辻立ちの「場所選び」に絞って、地域の特徴に合わせた選び方、時間帯による使い分け、告示前と選挙期間中の違い、立ってはいけない場所の注意点を整理します。

※2026年10月時点の情報です。駅や道路の使い方は、施設の管理者や所轄の警察署によって扱いが異なります。必ず事前に確認してください。

はじめての立候補なら、まずこの1冊

「政治経験なしの新人候補として戦う 地方選挙ハンドブック」(全18ページ)を無料で配布しています。知名度ゼロから名前を知ってもらう方法や、駅頭・辻立ちと演説の注意点もまとめています。

無料でダウンロードする

まず選挙区の人の流れを知る

場所選びの出発点は、「選挙区の有権者が、ふだんどこを通っているか」を知ることです。次のような資料で、ある程度つかめます。

見るものわかること
駅の乗降客数鉄道会社や自治体が公表している。駅ごとの規模を比べられる
道路の交通量国土交通省の道路交通センサスなどで、主な道路の交通量がわかる
人口の分布町丁目ごとの人口や年齢構成。住宅地と働く人が集まる地域を分けて見る
前回の選挙結果開票区ごとの結果を公表している自治体もある。自分が手薄になりそうな地域を把握する

ただし、人が多い場所が、必ずしも良い場所とは限りません。選挙区の外から来て通り過ぎる人ばかりの場所では、どれだけ人が多くても有権者に会えません。大きなターミナル駅より、住宅地に近い駅のほうが、地元の有権者に会えることも多くあります。

【無料配布】この一冊があればOK「地方選挙準備完全マニュアル」
立候補準備のすべてが分かる一冊

首都圏・都市部は駅前が中心

電車で通勤・通学する人が多い首都圏や都市部では、駅が辻立ちの中心になります。同じ駅でも、次の点で選び方が変わります。

  • 出口・改札を選ぶ:住宅地側の出口は地元の人が多く、オフィス街側は選挙区外から来た人が多くなりがちです。地図で出口の先に何があるかを確認しましょう
  • 流れの向きを見る:朝は駅に向かう人、夕方は駅から帰る人が中心です。歩く人の視界に入る位置に立つと、顔と名前を覚えてもらいやすくなります
  • 動線をふさがない:人の流れが見える場所を選びつつ、横断歩道の待機スペースやバス停、点字ブロック、車いすの通行経路はふさがないことが前提です。通行する人が無理なく通り過ぎられる位置を選びましょう
  • 他の候補者との重なり:大きな駅は他の議員や候補者と時間帯が重なりがちです。あえて隣の駅や別の出口を選ぶのも一つの方法です

駅前で活動するときは、まず立つ場所の管理者を確認しましょう。駅の構内など鉄道施設の中では、選挙運動のための演説や連呼は公職選挙法で禁止されています。駅前広場や駅ビルの敷地も、鉄道会社の土地か、自治体の土地か、公道かによって利用の条件が変わります。

地方は交差点と幹線道路

車で移動する人が多い地方では、駅前に人がほとんどいないことも珍しくありません。その場合は、車の流れに合わせて場所を選びます。

  • 信号のある交差点:信号待ちで車が止まるので、ドライバーに顔を見てもらえる時間ができます。通勤時間帯に交通量の多い交差点が中心です
  • 幹線道路の沿道:市街地と住宅地を結ぶ道路は、通勤・通学で繰り返し利用されます。同じ場所に繰り返し立つことで、顔を覚えてもらえます
  • 工場や大きな事業所の近く:出勤・退勤の時間に、同じ方向へ車や人がまとまって動きます
  • 高校の通学路:若い世代や保護者の目に触れます。登下校の安全を優先し、生徒の通行を妨げない場所を選びましょう。18歳未満の人も演説を聞いたり質問したりはできますが、選挙運動はできないので、生徒に活動を手伝わせないよう注意が必要です。校門前での強引な声かけや、生徒が写り込む撮影も避けましょう

交差点では、ドライバーの視線を無理に集めようとしないことも大切です。車道にはみ出さない、信号の見通しをさえぎらない、角の歩道をふさがないといった安全面への配慮を最優先にしてください。

政治経験なしの新人候補として戦う地方選挙ハンドブック 無料ダウンロード

商業施設の前は許可を取る

スーパーやショッピングセンター、ホームセンターの前は、買い物客が多く、地方でも人に会いやすい場所です。ただし、出入口の前や駐車場は多くの場合、私有地です。

  • 敷地内で活動するときは、施設の管理者の許可が必要です
  • 許可が出ないことも多く、無断で立つとトラブルになり、印象も悪くなります
  • 敷地の外の公道に立つ場合も、出入口をふさがない、車の出入りの妨げにならない場所を選びましょう

商店街で活動するときは、商店会や周りのお店に一声かけておくと、その後の活動もしやすくなります。ただし、それで道路使用許可や土地の管理者の承諾に代わるわけではありません。また、不特定多数の人や車が通る私有地は、道路交通法の対象になる場合もあります。

リンク付き画像バナー
【無料】SNS・WEB時代 公選法対策マニュアル

時間帯で立つ場所を変える

同じ場所でも、時間帯によって会える人が変わります。会いたい層に合わせて、場所と時間を組み合わせましょう。

時間帯場所の例会いやすい人
朝の通勤時間駅の外の、歩く人の流れが見える場所、通勤路の交差点働く世代。毎日同じ人が通るので、継続すると覚えてもらいやすい
昼前後スーパーの近く(許可を得て)、商店街子育て世代、高齢の方
夕方住宅地側の駅出口、学校帰りの通学路付近帰宅する人、保護者
休日商業施設の周辺、イベントのある場所の近く平日に会えない層

大切なのは、同じ場所・同じ時間帯に、日を変えて繰り返し立つことです。週に1回でも決まった曜日に立ち続けると、「いつもいる人」として名前と顔を覚えてもらえます。毎回場所を変えるより、軸にする場所を2〜3か所決め、ほかの場所は時々回る形が続けやすい方法です。なお、選挙期間中の街頭演説では、長い時間同じ場所にとどまらないよう努めることが求められています。

組織のない無所属の方は、こちらも

「完全無所属で戦う 地方選挙ハンドブック」(全17ページ)では、党の旗がない無所属の方の駅頭の旗の考え方や、政治活動と選挙運動の違いをまとめています。

無料でダウンロードする

告示前と選挙期間中の違い

辻立ちのルールは、ふだんの政治活動と、選挙運動ができる期間とで変わります。選挙運動ができるのは、告示日に立候補の届出が受理されてから投票日の前日までです。告示日でも、届出が受理される前は選挙運動はできません。

告示前(政治活動)選挙期間中(選挙運動)
できること政策や活動の報告、あいさつ投票の呼びかけを含む選挙運動
時間公職選挙法上の一律の制限はない(迷惑にならない時間に)街頭演説は午前8時から午後8時まで
旗・のぼり氏名や氏名を類推させる表示のある、のぼり・看板・たすきなどは原則として使えない選挙管理委員会が交付する標旗(候補者1人1本)を掲げる。候補者名入りの看板やのぼりを演説場所に自由に置くことはできない
人数特に定めはない街頭演説に従事する人は、候補者本人と法定の運転手を除いて15人以内。所定の腕章をつける
場所施設の管理者や道路のルールに従う駅構内など鉄道施設、国や自治体の建物(公営住宅などの例外あり)、病院・診療所などでは演説・連呼が禁止。学校・病院などの周辺では静穏を保つよう努める

告示前の辻立ちは、あくまで政治活動です。「○○選挙で一票を」といった投票の呼びかけは事前運動に当たるおそれがあり、投票をお願いする言葉がなくても、時期や内容、やり方によっては事前運動と判断されることがあります。

選挙期間中は、朝の通勤時間に駅前に立っても、午前8時までは街頭演説ができません。街頭演説は、演説する人がその場にとどまり、標旗を掲げて行います。また、辻立ちでビラを配る場合は、告示前の政治活動用の印刷物と、選挙期間中の選挙運動用ビラとでルールが異なります。選挙運動用ビラには規格・枚数・配り方の制限があるので、事前に確認しましょう。

旗やのぼりのルールは「辻立ちの旗は何が使える?」、演説全般のルールは「街頭演説・辻立ちのルール」でくわしく解説しています。

【無料配布】誰でも容易に使える「ショート動画攻略マニュアル」※資料ダウンロード
ショート動画完全攻略バナー

立つ場所で気をつけること

  • 道路の使い方:道路に立ってあいさつするだけなら、道路使用許可がいらない場合もあります。一方、拡声器で人を集める、歩く人の流れに影響を与える、道路に台や機材を置くなど、やり方によっては許可が必要です。判断は地域によって異なるので、活動場所を管轄する警察署に、具体的なやり方を伝えて確認しましょう。許可を得ても、通行の妨げや公職選挙法に反する行為が認められるわけではありません
  • 駅・施設の管理者のルール:駅前広場や商業施設の敷地は、管理者の許可が必要です。駅構内など鉄道施設の中では、選挙運動のための演説・連呼はできません
  • 他の候補者との場所の譲り合い:同じ場所に先に立っている人がいたら、時間をずらすか別の場所に移るのがマナーです
  • 騒音への配慮:住宅地での拡声器の音量や、早朝・夜間の時間帯には気をつけましょう
  • 安全の確保:交差点では車道に出ない、看板や旗が風で倒れないようにする、暗い時間は明るい服装にする

朝の駅頭で足を止めてもらう工夫は「駅頭・辻立ちで有権者の足を止める極意」も参考にしてください。

場所選びのチェックリスト

  • その場所を通る人は、選挙区の有権者が中心か
  • 朝・昼・夕方のどの時間帯に、どんな人が通るか
  • 人の流れに向き合える位置に立てるか
  • 歩道の幅や車の出入りに余裕があるか
  • 道路か私有地か、管理者は誰か
  • 道路使用許可の要否を警察署に確認したか
  • 使う旗・看板・たすきのルールを確認したか
  • 他の候補者と時間帯が重なっていないか
  • 同じ場所に、決まった曜日・時間で通い続けられるか
  • 選挙期間中に、標旗を掲げて街頭演説ができる場所か(駅構内などの禁止場所ではないか)

「目立つ場所」と「安全かつ適法に活動できる場所」は、必ずしも同じではありません。両方を満たす場所を選びましょう。

新人候補の準備を1冊に

「政治経験なしの新人候補として戦う 地方選挙ハンドブック」では、告示までのロードマップや、告示前と選挙期間中でできることの早見表をまとめています。フォームにご入力いただくと、その場ですぐにダウンロードできます。

ハンドブックをダウンロードする

よくある質問(FAQ)

Q. 辻立ちは毎日しないといけませんか?

A. 毎日である必要はありません。週に1〜2回でも、決まった場所と時間に続けるほうが、顔と名前を覚えてもらいやすくなります。

Q. 大きなターミナル駅と住宅地の小さな駅、どちらがいいですか?

A. 地元の有権者に会いたいなら、住宅地に近い駅のほうが効率がよいことも多くあります。大きな駅は選挙区外の人も多いので、乗降客数だけで決めないようにしましょう。

Q. 地方で駅前に人がいません。どこに立てばいいですか?

A. 通勤時間帯に交通量の多い交差点や、幹線道路の沿道が中心になります。信号待ちで車が止まる場所を選ぶと、ドライバーに顔を見てもらえます。

Q. スーパーの前に立ってもいいですか?

A. 出入口や駐車場は多くの場合私有地なので、施設の管理者の許可が必要です。無断で立つのはやめましょう。

Q. 選挙期間中、朝7時から駅で演説してもいいですか?

A. 選挙期間中の街頭演説は午前8時から午後8時までです。それより前の時間に演説をすることはできません。午前8時前でも、演説や連呼に当たらないあいさつまで一律に禁止されるわけではありませんが、やり方には注意してください。

Q. 駅の構内でも、鉄道会社の許可を取れば演説できますか?

A. 選挙運動のための演説・連呼は、駅構内など鉄道施設の中では公職選挙法で禁止されています。許可の有無にかかわらずできません。告示前の政治活動でも、鉄道会社のルールで構内での活動は認められないことがほとんどです。

リンク付き画像バナー
政治家向けWeb制作・SNS戦略マニュアル

辻立ちの発信もご相談ください

辻立ちで会える人の数には限りがあります。その日の活動をSNSやショート動画で発信すると、その場にいなかった人にも名前と政策を届けられます。株式会社ハレフルは、公職選挙法を踏まえ、つど選挙管理委員会にも確認しながら、政治活動の時期から選挙期間中まで、SNS・ショート動画の撮影・編集をお手伝いしています。

2027年統一地方選挙 選挙期間中のSNS支援 ご予約受付中

全国対応・選挙期間中は撮影したその日のうちに納品。統一地方選の期間は事前予約制です。政治活動の時期からのご支援も承ります。

事前予約・事前相談はこちら

お電話でのご相談:03-6712-7626(株式会社ハレフル)

2027年統一地方選挙に向けて準備中の方へ
今から投票日までにやることを時期ごとにまとめた「2027年統一地方選挙 立候補準備の完全ガイド」もあわせてご覧ください。

出典・参考資料

【無料配布】各種選挙対策資料ダウンロードはこちら
ダウンロードはこちら
政治活動や選挙対策に関するご相談やお問い合わせはお気軽にお寄せください。
お問い合わせはこちら

関連記事