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選挙公報の書き方|載せるべき内容・写真の規格・提出期限と、読まれる原稿のコツ【2027統一地方選】

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目次

はじめに

投票日の数日前、有権者の自宅に届く「選挙公報」。候補者の写真、経歴、政策が並んだこの紙面は、どの候補者にも同じ大きさの枠が与えられる、数少ない「平等な広報の場」です。SNSを見ない有権者も含め、候補者の政策や経歴を比べられる大切な資料です。

ところが、掲載の申請は告示日が期限という選挙が多く、立候補の届出や事務所の準備に追われて前日に慌てて書いた、という声も少なくありません。

この記事では、選挙公報の仕組みと提出のルール、写真の規格、書いてはいけないことを整理したうえで、読まれる原稿の作り方を解説します。

※2026年10月時点の情報です。原稿の大きさや写真の規格、提出の時間は選挙ごとに選挙管理委員会が決めます。必ず立候補予定者説明会の資料や手引で確認してください。

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公報に使う写真やキャッチコピーは、ポスターやSNSでも共通して使えます。ポスター・チラシのデザインやSNS動画の撮影・編集まで、まとめてご相談いただけます。ご相談は無料です。

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選挙公報とは

選挙公報は、選挙管理委員会が発行し、有権者の世帯に配る候補者の紹介紙です。都道府県知事選は公職選挙法第167条に基づいて必ず発行されます。一方、都道府県議会・市区町村議会・市区町村長の選挙では、第172条の2に基づき、自治体が条例を定めた場合に発行されます。発行の有無は自治体によって違うので、立候補先の選挙管理委員会に確認してください。

項目内容
発行する人選挙管理委員会(条例で定めた場合)
載る内容候補者の写真、氏名、経歴、政見など
申請条例や規程で決まった期限までに、写真と掲載文を申請する(告示日を期限とする自治体が多い)
掲載の順番選挙管理委員会がくじで決める
配布条例で決まった期限までに各世帯へ(投票日の2日前まで、前日までなど)。新聞折込などで配る場合もある
そのほか選挙管理委員会のホームページに掲載されることも多い

自分が立候補する選挙で選挙公報が出るかどうかは、まず選挙管理委員会に確認しましょう。

申請期限と提出の流れ

選挙公報の掲載申請の期限は、条例や規程で決まります。たとえば町田市の市議選では告示日の午後5時までで、期限を過ぎた申請は受け付けられません。締め切りの日時は、必ず選挙管理委員会の案内で確認しましょう。提出後の修正や撤回にも期限や手続きの決まりがあるので、提出前に最終確認をしておきます。

  • 指定の用紙・形式を使う:選挙管理委員会が指定する原稿用紙やテンプレート、提出形式を使います。立候補予定者説明会などで配られます
  • 事前審査を受ける:告示前の事前審査で原稿を見てもらえる選挙が多くあります。ただし、事前審査は内容の正しさを保証するものではありません。経歴や表現の最終確認は候補者自身の責任です
  • くじで掲載順が決まる:告示日の夕方などにくじが行われ、候補者か代理人が立ち会えます

告示日は、立候補の届出、ポスター貼り、出陣式と予定が詰まっています。選挙公報は告示前に完成させておく書類と考えて準備しましょう。出陣式・事務所開きの段取りとあわせて、当日の担当者を決めておくと安心です。

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原稿と写真の規格

原稿の大きさや写真の規格は、選挙ごとに違います。たとえば町田市の市議選では、写真は手札型(縦約11cm×横約8cm)・おおむね6か月以内の撮影、三重県の衆院選では名刺形(縦9cm×横6.5cm)・選挙期日前1年以内の撮影と決められていました。説明会の資料で、次の項目を必ず確認しましょう。

確認すること中身
原稿の大きさ指定用紙・掲載枠の縦横の寸法
写真大きさ、撮影時期、背景、服装、枚数
色白黒・グレースケールなどの指定
文字・図表使える文字、図やイラストの面積、文字の大きさ
電子データPDFなどの形式、解像度、提出方法
申請期限、受付場所、代理で出す場合の条件
修正提出後の修正・撤回の期限と手続き

共通して気をつけたいのは次の点です。

  • 枠の外は印刷されない:文字や写真が枠からはみ出さないよう、余白をとる
  • 白黒印刷が前提のことが多い:色で区別したデザインは、白黒になると読めなくなる
  • 写真は本人だけ:家族や支援者と一緒の写真、ほかの人の写真は使えない選挙が多い
  • データ入稿の形式:PDFの形式や解像度が決められていることがある

写真は、ポスターと同じ時期にまとめて撮影しておくと効率的です。撮影のポイントは「選挙ポスターの作り方」も参考にしてください。

書いてはいけないこと

選挙公報の掲載文は、原則として申請したとおりに掲載されます。選挙管理委員会が文章を校正してくれるわけではないので、中身の責任は候補者にあります。自治体の条例や規程では、次のような内容を制限している例があります。

  • 他人の名誉を傷つける内容:政策や政治姿勢への批判そのものが禁止されるわけではありませんが、事実と違う内容や、人を傷つける表現は避ける
  • 善良な風俗を害する内容
  • 特定の商品の広告や営業の宣伝:自分の会社や店の宣伝など
  • 事実と違う経歴:当選を得る(得させる)目的で、候補者の身分・職業・経歴などについて虚偽の事項を公表すると、公職選挙法第235条1項の虚偽事項公表罪に問われるおそれがあります。卒業していない学校を「卒業」と書く、就いていない役職を書くといったことは重大な問題になります。学校名、卒業か中退か、勤務先、役職名、在任期間は、証明書や記録と照らし合わせて確認しましょう

また、氏名欄に書けることや通称の扱いなど、欄ごとに決まりがある場合もあります。経歴の書き方で迷ったら、事前審査で確認しましょう。

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読まれる原稿の作り方

選挙公報は、ほかの候補者と並べて見比べられます。数秒で「この人は何をする人か」が伝わるかどうかが勝負です。

構成の基本

  • キャッチコピー:一番大きな文字で、何をしたい人かを一言で
  • 政策は3つ前後に絞る:全部を書くより、見出しで伝わる数に
  • 実績・経歴:現職なら実績を数字で、新人なら地域とのつながりや仕事の経験を
  • 人柄が伝わる一言:家族や趣味、地域活動など、身近に感じてもらえる要素
  • 連絡先・発信先:事務所の電話やホームページなど(掲載できる内容は選挙ごとに確認)

白黒で読みやすくするコツ

  • 文字を詰め込みすぎない。高齢の方でも読める大きさを保つ
  • 見出しは太く大きく、本文との差をはっきりつける
  • 網かけや線で区切り、色に頼らない
  • 写真は明るめに。白黒にすると顔が暗く沈みやすい

文字数の制限がない選挙もありますが、書けるだけ書くのは逆効果です。読まれる量に絞り込みましょう。

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SNS・ポスターとそろえる

選挙公報を見た有権者は、気になった候補者の名前をスマホで検索します。そのときに出てくるSNSやホームページが、公報と同じ写真・同じキャッチコピーなら、「あの人だ」とすぐに分かってもらえます。

  • ポスター、選挙公報、SNSのプロフィール写真をそろえる
  • 選挙管理委員会がホームページに載せた公報のPDFを転載するときは、利用条件を確認する
  • キャッチコピーと政策の言葉を統一する
  • 公報に載せた政策を、選挙期間中のSNSやショート動画で1つずつ詳しく伝える

選挙期間中のSNS発信の組み立て方は「選挙7日間のSNS投稿スケジュール」で紹介しています。

提出までのスケジュール

時期やること
告示の3〜2か月前政策とキャッチコピーを決める。経歴の正式な表記を確認する
告示の2〜1か月前写真を撮影する(ポスターと同時に)。原稿の下書きを作る
立候補予定者説明会原稿用紙・規格・提出方法を受け取り、確認する
事前審査の期間原稿と写真を見てもらい、指摘を直す
告示日掲載申請を出す(多くは午後5時まで)。くじに立ち会う

告示までの準備全体は「2027年統一地方選挙 立候補準備の完全ガイド」にまとめています。

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提出前のチェックリスト

  • □ 選挙管理委員会が配った原稿用紙(データ)を使っている
  • □ 文字や写真が枠の中に収まっている
  • □ 白黒にしても読める
  • □ 写真の大きさ・撮影時期・背景が規格どおり
  • □ 経歴の表記が正確(学校名・在籍・役職)
  • □ ほかの候補者への批判や商品の宣伝が入っていない
  • □ 誤字・脱字がない(複数人で確認した)
  • □ 写真の予備と、原稿データの控えがある
  • □ 提出する人、委任状の要否、必要な部数、受付場所を確認した
  • □ 提出後に選挙管理委員会から受理の確認をもらった
  • □ 告示日の提出担当者と時間を決めた

よくある質問(FAQ)

Q. カラー写真を出してもいいですか?

A. 選挙によってはカラー写真も受け付けますが、公報は白黒で印刷されるため、仕上がりが暗くなることがあります。白黒写真を指定している選挙もあるので、規格を確認しましょう。

Q. 原稿を制作会社に作ってもらってもいいですか?

A. デザインや文章の作成を業者に依頼すること自体は問題ありません。ただし、内容の責任は候補者にあります。経歴や政策の表記は、必ず候補者本人が確認してください。

Q. QRコードやURLを載せてもいいですか?

A. 扱いは選挙ごとに異なります。載せたい場合は、事前審査などで選挙管理委員会に確認しましょう。

Q. 無投票になったら選挙公報はどうなりますか?

A. 無投票で当選が決まった場合など、選挙公報の発行手続きが中止されることがあります。

Q. 告示日に間に合わなかったらどうなりますか?

A. 期限を過ぎた申請は受け付けられず、その候補者は掲載されません。告示前に完成させ、当日は提出するだけにしておきましょう。

公報・ポスター・SNSをそろえる

選挙公報に使う写真やキャッチコピーは、ポスターやSNSでも共通して使えます。株式会社ハレフルでは、立候補予定者・候補者の皆さまに向けて、ポスター・チラシのデザイン、SNSショート動画の撮影・編集、選挙期間中の発信の準備をサポートしています。2027年統一地方選に向けたご相談も受け付けています(全国対応・事前相談無料)。

※選挙公報の提出期限・規格・掲載の可否は、立候補先の選挙管理委員会にご確認ください。

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今から投票日までにやることを時期ごとにまとめた「2027年統一地方選挙 立候補準備の完全ガイド」もあわせてご覧ください。

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