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国会中継を見ていて、ふと疑問に思ったことはありませんか?
「国会の席順は決まっているの?」「総理大臣はなぜ“あの席”なの?」「与党と野党の席は左右で決まるの?」
本ブログでは、国会議事堂の席順の決まり方をわかりやすく解説します。
衆議院・参議院の本会議場の構造から、議長・総理・国務大臣の具体的な席、会派ごとの配置、そしてよくある誤解まで、これ一つで「国会の席順」の全体像がつかめます。

衆参いずれの本会議場も、演壇・議長席を中心に放射状(扇形/半円形)に議席が配置されます。
議長席は正面中央の最上段にあり、総理大臣や大臣の席は議長席に近い最前列に配置されます。
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役職・機能 |
位置(本会議場) |
理由・目的(要点) |
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議長(衆議院議長/参議院議長) |
正面中央の最上段(議長席) |
議事進行の統括・指名を行うため、議場全体を見渡せる位置 |
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副議長 |
議長席付近(上段に控える) |
議長の補佐、議事の代行 |
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内閣総理大臣 |
最前列・中央付近(国務大臣席) |
質問に即応し演壇へすぐ立てる導線 |
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国務大臣(閣僚) |
最前列(総理の周辺) |
答弁・説明に即応 |
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事務総長 |
議長席の隣席 |
議事手続の事務を統括 |
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速記者 |
演壇直下(速記者席) |
発言の記録を正確に行う視線・音響上の配置 |
席順の基本単位は政党ではなく「会派」です。議席の指定は毎会期の冒頭に議長が行い、議院運営委員会で協議して決定されます。所属議員数の多い会派ほど中央や前方の席になる傾向があります。
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決定主体 |
調整機関 |
配席単位 |
基本原則 |
例外・補足 |
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議長(各議院) |
議院運営委員会・理事会 |
会派(政党ではなく院内グループ) |
所属議員数の多い会派が前方〜中央にまとまる傾向 |
無所属は在職年数・年齢等を考慮して議長が指定。会期途中の異動は会派の申出により変更 |
議長は正面中央最上段、総理大臣は議長席に最も近い前列中央付近、国務大臣はその周辺に配置されます。これは答弁や質疑に迅速に対応するための機能的な配置です。
衆議院では、会派の所属議員数が多い順に、議長席から見て左から右に配置されます。中央や前方ほど大規模会派が陣取り、与党が中央寄り、野党がその外側に配置される傾向があります。
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会派規模 |
典型位置 |
主な目的 |
備考 |
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大規模(最大会派) |
前方・中央寄りにブロック配置 |
演壇への導線確保/審議の主導 |
与党である場合が多いが固定ではない |
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中規模 |
中央〜周辺にブロック配置 |
まとまった行動・表決の効率 |
調整により位置が変動 |
参議院も会派単位での配席ですが、半円形の議場構造が特徴です。会派構成が衆議院とは異なるため、配置も若干異なります。
この言い回しはフランス革命期の議会に由来しますが、日本の国会ではイデオロギーで席順を決めることはなく、会派の人数や機能性を考慮して決定されます。
前方・中央は発言機会が多い会派が配置され、少数会派や無所属は後方に座ることが多いです。無所属議員の席は議長が在職年数や年齢を考慮して決めます。また、開会式では天皇陛下の御席が設けられるなど特別な配置になります。
国会の席順は会派ごとの力関係と機能性を考慮して議院運営委員会で決まり、議長が最終指定を行います。
総理・大臣の席は答弁に立ちやすいよう前列中央に配置されます。
本ブログによって国会の席順を理解いただき、皆様が国会中継や政治ニュースをより深く理解できるようになれば幸いです。
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